農園紹介
農園概要
開園:2022年3月
所在地:神奈川県秦野市
栽培品目:イチジク、露地野菜
栽培形態:有機栽培
農園主経歴
医療関連メーカーにて、医療機器・医薬品の商品開発、マーケティング、生産技術、品質保証業務に従事。
2021年、三十数年勤めた会社を早期退職し、神奈川県立かながわ農業アカデミーに入学。
2022年3月 かながわ農業アカデミー卒業、神奈川県秦野市認定新規就農者認定、同市にて、有機農業開始。
神奈川県エコファーマー認定
グリーンアドバイザー
趣味は、トレイルランニング、登山、水泳、観葉植物栽培、DIY、地形・地質観察、たまにマラソン
当園のこだわり
土作りを重視し、土中の豊富な生態系を構築することにより、病害虫を軽減し、健全な作物を栽培します。
具体的には、良質な堆肥、緑肥を使用し、豊かな土作りをおこない、化学肥料、化学合成された農薬を使用せず、太陽光熱による土壌の熱消毒や、病害虫の天敵を活用し、安全でおいしい作物づくりを目指します。
堆肥の活用
市内近隣の牧場よりお届けいただく、牛ふん、馬ふんから作られた良質の堆肥を使います。
堆肥は、肥料分や多様な微生物を供給し、また、畑の有機物を増やし、土を豊かにします。
堆肥を使うことにより肥料の量を減らすことができ、余剰肥料分による周辺環境への負荷も減らせられます。
土作りの初期の段階では、欠かせない資材です。
緑肥について
緑肥とは、成長の早い「ソルガム」「エン麦」「ライ麦」「クロタラリア」などの植物を畑で育て、成長後に細かく粉砕して土にすき込むことにより、堆肥と似た効果が得られる作物のことです。
堆肥も畑に入れ続けと、獣ふんに含まれる窒素やリン酸などの肥料成分が過剰に蓄積してしまう恐れがあります。
しかし、緑肥では、土中の肥料成分を利用するため、肥料の過剰蓄積の恐れはありません(空気中の窒素固定をするマメ科緑肥を除く)。
緑肥は、畑に有機物を供給し、土中の有用微生物を増やす効果の他に、以下の作用が期待できます。
・土中に固定化してしまった未利用の肥料成分を強力に吸収して、野菜に利用しやすい形に変える
・緑肥の種類によっては、野菜に被害を与える有害センチュウ類の生育を抑制する。
・マメ科緑肥では、空気中の窒素ガスを植物が利用できる窒素成分に変換し、土中の肥料成分を増やすことにより、肥料をへらすことができる(過剰蓄積に注意)。
・通路や畑周囲に植えることにより、雑草の抑制や、害虫の天敵生物の棲家を提供したり、背の高い緑肥は壁のように外部から飛来する害虫を遮断してくれる。
当園では緑肥栽培を積極的に取り入れています。
太陽光熱消毒
日差しが強い時期に、耕した畑を、透明ビニールシートで覆うと、シートの下は、60℃以上の温度になり、数週間で、病害虫や雑草の種子までも死滅します。熱消毒した場所は、当面雑草が生えないため、種を直まきするニンジンなどでは、草取りの量力を大幅に減らせられます。
天敵の活用
化学合成された殺虫剤を使わない栽培を続けていると、畑に多くの昆虫や小動物が増えてきます。ナナホシテントウは、アブラムシを食べてくれ、アシナガバチは、アオムシを狩ってくれます。
地表近くで大活躍するのがクモ類。植え付け初期の小さな苗につく害虫を捕殺してくれます。アマガエルや稀に、大型のヒキガエルも畑に姿を現してくれ生態系のバランスを保ちます。
ときには、クモやミミズなどの有用生物を食べてしまう生き物もいますが、これも生態系の一環なので、見つけてもそのままにしておきます。
アクセス
所在地
住所
〒257−0024
神奈川県秦野市名古木965
Eメール
organic@farm-tanzawayoshimoto.com
Website
https://farm-tanzawayoshimoto.com/