4月も後半に差し掛かり、持ちこたえていたソメイヨシノの花もすっかり散りましたが、いまは、八重桜が満開の時期を迎えました。
じつは、秦野は食用の桜の花の産地です。この時期になると、八重桜を人の手で、一つひとつ丁寧に摘み取り、洗浄して、塩漬けにする一連の作業が始まります。
当園では、新タマネギの収穫が最盛期を迎えました。みずみずしくてサラダにすれば甘くて美味しいです。その他、夏野菜の定植や畑の準備など非常に慌ただしい時期を迎えております。
新タマネギの収穫。茎が折れ曲がったら収穫時です。この折れ曲がったのを最初に発見するのが好きです!
トマトの定植。雨よけのためのビニールハウスに植え付け。露地(屋外)にも大量に定植済み
緑肥として植えていたライ麦をトラクターで鋤き込み、土に返します。ひざ下ぐらいまで育った麦は、土にすき込むと10aあたりに換算して20kgぐらいの窒素肥料分に相当します。作物にもよりますが、植え付け前に施す肥料(元肥)の窒素量はだいたい10〜25kgぐらいなので、これらがほぼ補える計算です。
順調に育っていたと思っていたニンニク(左)ですが、よく見ると、赤サビ病の徴候が出ています(右赤丸内のオレンジ色の斑点)。昨年は、これを甘く見ていたので、病気が苗床に広く蔓延し球根の肥大が悪いものが大量に出ました。
今年は、早めに対処します。
昨年は発症したとき、有機JASでも使用が認められている炭酸水素カリウム製剤(重曹のナトリウムがカリウムに変わったもの;商品名「カリグリーン」)を噴霧したのですが、あまり効果が認められませんでした。Webなどで調べると、草木を燃やしたあとに残る灰が良いとのことで、全体にふりかけてみます。果たして効果の程は・・・?