ニンニクの収穫が始まりました。みずみずしい新にんにくは、今の時期だけです!「食べチョク」サイトでも販売しております。ぜひご覧ください。
今年のニンニクは、よくできたました。大きいものは、150gを超えます!
その主な理由は、ネギ類の病気である「サビ病」の被害が少なかったからです。昨年のニンニクは、サビ病の被害がひどく、球根が大きくなる前に、地上部がサビ病により枯れてしまい、小さな球根しか採れませんでした。
今年は、同じ轍を踏まぬよう、Web上でいろいろと予防策を調べて、講じてみました。その一つが、「酢酸カルシウム液」。お酢に石灰を入れて溶かしたものをろ過して、薄めて葉っぱの部分に噴霧散布します。石灰の主成分であるカルシウムがニンニクに吸収され、細胞壁を強化して、病気に強いニンニクとしてくれるそうです。
「本当にそうなのかな?・・・」と思い、一部のニンニクは、この溶液を散布せずに育ててみました。
その結果・・・、外観ではっきりとわかるぐらいにサビ病による被害の程度の差がでました。すなわち、酢酸カルシウム液を噴霧したところは、そんなにサビ病の被害が出ていないのに、噴霧していないところは、葉っぱ全体が枯れ上がり、苗も小さく、当然、球根も小さくなっています。これはよく効きます。来年からもサビ病予防の定番とします。
新ニンニクです!軸がまだ青く、みずみずしくて美味しい!ニンニクご飯や肉・野菜との炒め物におすすめ!
左の写真が昨年の収穫時期のニンニク。サビ病が広がって、地上部がほとんど枯れ上がっています。右側の写真は、今年の同時期の写真。多少、サビ病は出ていますが、株全体が枯れ上がるほどではありません。
以前の投稿のように、初期のサビ病発生段階で、灰をふりかけたのですが、じつは、その前(サビ病が発生する前)に、もう一つ処置をしてました。
今年のニンニクには、薄めた酢酸カルシウム液を噴霧しました。その効果を見るために、一部、散布しないで置きました。その結果が、この写真。右側が噴霧した部分、左側がしなかった部分。しなかったほうが、枯れ上がり生長も悪いのがわかります。効果がはっきり出ました。