神奈川県秦野市、丹沢山系の麓で、有機農業をやっています。

オクラその後の生長

オクラの生長がやばいです。どんどん伸びて、脚立に乗っても手を伸ばさないと収穫できない。脚立の最上段の高さが、約1.2m、わたしの身長が1.7m弱。それで、手を伸ばさないと届かないということは、3m以上育ちました(危険ですから、脚立の最上段に乗るのはやめましょう・・・)。

寒くなってきたので、実の成長が遅くなり、小さいのばかりとなってしまいましたが、昼夜の寒暖の差のためか、生食で甘みが増したように思います。一部の苗で、萎凋病が出てきています。そろそろお終いかな・・・。

寒くなってからも、次々と花が咲いて実がなって、背が高くなります。そろそろ本当に手が届かなくなる。

典型的な「半身萎凋病」。その名の通り、苗の片側の葉がしおれてやがて枯れます。引っこ抜いてみると、根は異常ないのですが、茎を切ってみると、水や養分を送る「維管束」という樹皮の下に環状に配置されている管のような組織の一部が黒く変色しています(右写真赤線囲い部分)。この部分に病原菌が入り込んで、そこの水分供給が断たれるため、部分的な萎れ(しおれ)が発生します。

発生したら、他の苗に伝染らないように早めに引っこ抜いて畑から撤去します。この病気は、病原菌の胞子が、土の中に残っていて、広く、他の作物(トマト、ナス、ピーマン、カブ、ダイコン、ハクサイなど)にも感染してしまいます。

一般的には、農薬を使って土壌消毒や、植え付け前の苗の消毒をしますが、当園では農薬を使わないので、予防がむづかしいです。やはり地道に土作りをして、病原菌が蔓延しない健康な土を目指すしかなさそうです(耐病品種を使うという手もありますが・・・)。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA