神奈川県秦野市、丹沢山系の麓で、有機農業をやっています。

もみ殻くん炭、培土、ぼかしづくり

 野菜の種まき、育苗用の土は、一般に売っている育苗用の培養土では、化学肥料が入っているので、有機農業では使えません。そこで、有機JAS認証を取得した培養土を取り寄せて使うのですが、今季、予定より種まき量が増えて培養土が足りなくなりそうなので自作します。

以前は、畑の土や堆肥、落ち葉腐葉土に鶏糞などをブレンドして自作していましたが、もみ殻が大量にあるので、もみ殻くん炭を作って、これもブレンドに加えようと思います。

 もみ殻くん炭とは、もみ殻を蒸し焼きにして炭化させたものです。土壌の中に、空気や水を取り込む空隙を増やしたり、植物にとって有用な微生物の住処となる場所を提供してくれます。一般的には、煙突を付けた火種をつくって、そこにもみ殻を盛土のように積み上げて、蒸し焼きにするのですが、それだと、何十時間もかかるようだし、煙突付きの火種を燃やす専用の器具も必要となります。そこで、自家製培養土を作るときに土の消毒で使っている半切りドラム缶が使えそうなので、これでトライ。結果、30分ぐらいで、40Lぐらいのくん炭が簡単に作れました!これは楽ちん。

 併せて、米ぬか、菜種油かす、魚粉を使って”ぼかし肥料”も仕込みました。有機肥料の中でも比較的速く効く肥料で、夏野菜等の追肥に使います。

併せて、畑の土をふるいにかけて、熱消毒します。これを主原料に育苗用培養土をブレンドします。

追肥用に「ぼかし肥料」を作成。米ぬか、魚粉、菜種油かすに微生物の種として、消毒していない畑の土を少量加えます。

水を加えて、十分混ぜて、1,2ヶ月発酵させます。

2月に播いたトマト、パプリカ、カリフラワー、ブロッコリー、スイートコーンなどは、順調に育っています。

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